仕事のマニュアル化 日経新聞を読んで

11月26日 日経新聞 大機小機「経営を左右する言葉の力」を読んで。

 

♦︎記事要略

企業はベテランと若手社員のコミニケーションの難しさに直面している。

団塊の世代の大量退職による技術継承は喫緊の課題で、進まない原因の一つに『言葉の力』の不足が挙げられる。

「言葉にすること」を重視する英語とは対照的に、日本は言葉で明確に説明する意識が希薄で「行間を読んで」相手の気持ちを量る傾向がある。

暗黙の理解や自助努力を促すだけで言葉によって表現できなければ、部下に腹に落ちた理解を得られず、リーダーの責務を果たせない。

伝えると伝わるは違うのである。

部下は上司の言動を見て行動を変容させる。

「言葉の力」の強化の訓練が欠かせない。

 

感想

 

言葉は歯磨きと一緒。毎日磨き直さなければいけない。

と聞いたことがある。

 

浮き沈みが激しい職場環境。

誰もが毎日一定の気持ちで、良い気分で働いているわけではない。

 

以前勤めていた会社では、引き継ぎマニュアルがなく、トラブルが多々起こっていました。

目上の人が、新しく配属された若者に仕事を引き継がない。

それにもかかわらず、自分の仕事の領域を少しでも踏み込まれたり自分の思い通りにいかなければ癇癪を起こし若手をイジメていた。。。。

若手の人も気を使いに使って、そのお局さんの領域を侵さないよう最大限の努力をし、前向きに頑張っていた。

しかし、「お気に入りの若手」から外れてしまうと、もう何を言っても、何をやってもダメなのである。永遠に水と油でした。

これはもう第三者に頼るしか無くなっていました。

そういう意味でも、「マニュアル」で「最大限、言語化する」ことの大切さを学びました。

お気に入りの子だから手厚く教える、とかそんな「差」を出すのはもういらない。

みんな、目の前の仕事で忙しい。そんないざこざをフォローする時間さえ惜しい。

人材不足のこの世の中です。

逆に、上の世代の方はマニュアル化しないことで、アドバンテージを握っていると勘違いしているのではないでしょうか。

 

 

ちょっと、新聞の内容とは逸れたかもしれません。

確かに言葉の力はとてもとても大事だと思います。

言葉の力で部下のやる気だとか、瞬間の爆発力を引き出す、大きなパワーになることは間違いないです。

 

だた、明らかに、マニュアル化の方が日本の企業に足りていないのだと思います。

行間を読む力はすでに日本人は長けている人が多いです。

だからこそ、最大限その行間を含めた「言語化したマニュアル」で若手の理不尽な退職を防いで欲しいと思います。

そもそも若手は仕事にコミュニケーション求めてませんから。。。

経営以前の、問題かと思いました。